ふなだまさま
フナダマ様
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 船に宿る神で、船底をいぶす作業の前後にトモを叩いて降りてもらい、また戻ってもらう。
- 細部
- 忽那諸島の漁家では、船体に付いた虫を落とすために月に二度ほど火であぶっていぶす手入れを行った。この作業に取りかかる前には必ず船尾のトモを叩き、それを合図として船に宿る神にいったん降りてもらう。作業を終えるとふたたびトモを叩き、戻ってきてもらう。船を焼く行為が神への無礼にならないよう、あらかじめ席を外してもらうという段取りであり、日常の船の手入れが神をめぐる作法と分かちがたく結びついていたことが分かる。
- 広まり方
- 1968年の『あゆみ―忽那諸島の民俗―』(森正史監修)の村のなりわい・漁業の章に記録がある。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ