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姫島の船霊様と鳴き声占いのイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

ひめしまのふなだまさまとなきごえうらない

姫島の船霊様と鳴き声占い

国内 儀式・遊び
どんな話か
女神とされる船霊様は獣肉を嫌い、酒を供えては音で呼び、鳴き声で天候や漁の吉凶を告げるという。
細部

姫島の漁師たちは、船に宿るとされる女神・船霊様を厚く敬ってきた。船に乗っているときに四つ足の獣の肉を口にすることは避けられ、陸の家では鳥肉を食べても、漁の間だけは獣肉を控えるのだという。船に宿る女神がこうした獣を苦手としているためだと語られている。正月や五節句には酒を供えるが、その折には口で小さく「チュー」という音を立てる。これは船霊様を呼び寄せるための力を持つ音なのだという。

この船霊様は女神とされ、小型の漁船では胴船梁の位置に宿るという。同じ胴船梁でも、男がそこを枕として使うことは問題ないとされる一方、女がそうすることは忌避される。さらに船霊様は「キチキチ」と鳴くほか、「キキケェー」という異様な声で鳴けば荒天や危険な投錨地を、穏やかな声で鳴けば凪や平穏を、「チリリーン」と鳴けば安全な大漁を、それぞれ告げ知らせるのだという。

広まり方
1981年の『伝承文学研究』に、河野憲一「国東・姫島村の漁民伝承」としてまとめて記録されている。
地域
大分県姫島村
年代
不明
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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