ふなぼれ
船ボレ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 船の姿で現れる船ボレは漁船に柄杓を貸せと迫り、そのまま貸すと海水を汲み入れられて船を沈められてしまうという怪異である。
- 細部
- 船ボレは船の形をして海上に現れる怪異で、漁をしている船に近づいては「柄杓を貸せ」と声をかけてくるという。求められるままに柄杓を渡してしまうと、それを使って海水を次々と船内に汲み入れられ、やがて船は水浸しにされてしまう。そのため柄杓を貸すときは、底を抜いた状態にしてから渡さなければならないという心得が語り継がれている。人の姿を借りず船そのものの形で近づいてくる点と、柄杓という日用品が生死を分ける道具になる点が特徴的である。
- 広まり方
- 1992年刊『宮崎県史 資料編 民俗1』所収、田中熊雄「海の怪奇」に記録がある。
- 地域
- 宮崎県日南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ