ふくろう
鴟
国内
未確認生物
- どんな話か
- 絹屋仲間に妬まれた丹後屋佐兵衛の機織り糸が鴟が止まった後から毎日切れ続け、愛宕山への祈願でようやく治まった。
- 細部
- 京のかまや下立売下るの町に、丹後屋佐兵衛という絹を商う者がいた。佐兵衛は訳あって同業の絹屋仲間から憎まれており、丹後屋には絹を織らせないようにしようという内談まで交わされていた。それを知った佐兵衛は先手を打って丹後へ人を遣わし、絹糸を買い占めてしまう。ちょうどその頃、佐兵衛の持つ機織り器に鴟が一羽とまったことがあった。すると翌日、織っていた糸の一本が理由もなく切れてしまい、それからというもの毎日のように糸が切れ続けるようになった。誰の仕業か探っても犯人は見つからず、さまざまな加持祈祷を試みたがおさまらない。最後に愛宕山へ祈願を捧げたところ、ようやくこの災難はやんだのだという。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、神谷養勇軒『新著聞集』に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ