かわかみのおとをきらってさるふくのかみ
川上の音を嫌って去る福の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 囲炉裏まわりの粗雑な振る舞いを嫌い、家から立ち去ってしまうとされた幸いをもたらす神。
- 細部
- この土地では、湯を実の入らないまま煮立てると幸いの神が家を出ていくと言われた。また、鍋の吊り手を乱暴に音を立てて置くことも同じく嫌われ、その音で去ってしまうとされた。いずれも台所や囲炉裏の作法に関わる戒めで、火と器を丁寧に扱うことが家の豊かさに直結すると考えられていたことが分かる。神を追い払わない暮らし方が、日々の所作として教えられていた。
- 広まり方
- 1943年の『民間伝承』所収、淸水市之による南佐久の禁忌の報告に記録がある。
- 地域
- 長野県川上村
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ