あいなんのいどにあらわれたふくのかみ
愛南の井戸に現れた福の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 正月の若水を汲む前に松明で井戸の中を照らす習わしがあり、そこで福の神を見た者がいたという。
- 細部
- この地では年の初めに若水を汲むにあたり、いきなり釣瓶を下ろすのではなく、まず松明の火で井戸の内を照らしてから汲むという段取りが守られていた。その由来として、昔そうやって中を覗き込んだ者が福の神の姿を見つけたのだ、と語られている。正月行事の一手順に、めでたい遭遇の記憶が結びつけられている形である。井戸という水の湧く場所が神の宿るところとして意識されていたことも、この習わしからうかがえる。
- 広まり方
- 1984年刊の『愛媛県史』第九章第一節、森正史による大正月の行事の記述に見える。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ