ふくまかぶせ
フクマカブセ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 歩いていると不意に視界が翳る怪異で、川べりや橋のたもとから白い布をかぶせてくるという。
- 細部
- 道すがら急に目のまわりが暗くなると、この怪にかぶせられたのだと言われた。潜んでいるのは川沿いや橋のたもとで、白い布のようなものを人の顔へ覆いかぶせてくるという。夜に川のそばを行く者が突然の暗がりに惑って水へ落ちてしまう例もあり、多羅尾家の屋敷の下、大井の家の下、文久屋敷の下という三か所に居着くとも語られた。かぶせられた者や狸にやられた者は、長持へ押し込めたり牢をこしらえて閉じ込めたりして正気に戻したという。
- 広まり方
- 1964年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による滋賀県甲賀郡信楽町多羅尾の報告と、1977年の『中京民俗』所収、丸山崇・原良輔・塚本隆・土川博邦「伝説」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県甲賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ