ふどうたきのおおうなぎ
不動滝の大鰻
国内
未確認生物
- どんな話か
- 不動滝の主である大鰻が三階滝の大蟹と争い、美女に化けて猟師に助力を求めたが臆病な猟師が約束を破って敗れたという伝説。
- 細部
- 不動滝には主とされる大鰻がすみ、三階滝にすむ大蟹との間で縄張りをめぐる争いが起きたと伝えられている。劣勢に立たされた大鰻は美しい女の姿に化けて遠刈田の籠山に住む猟師のもとを訪れ、加勢してほしいと頼み込んだ。猟師はいったんこれを引き受けたものの、いざその場になると恐ろしさのあまり約束を果たせず、助けに現れなかった。頼みの綱を失った大鰻はついに大蟹に敗れ、争いのあった澄川は七日間にわたって血のように赤く染まったと語り継がれている。人が神仏や妖異との約束を破ったために起きる不幸という、この地方によくある語りの型を示す話でもある。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の伝説:水の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県蔵王町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ