ふどうのかなしばり
不動の金縛り
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 夜道で襲われた御岳講の先達が、口の内で呪を唱えて相手を動けなくしたという話。
- 細部
- 終戦後の出来事として語られる。上大岡の大先達と副先達が御岳講の御座を勤めた帰り道、夜の路上で占領軍の兵に行く手を阻まれた。兵は大先達の首を絞め上げ、金を出せと迫る。大先達は声にならぬ低さで何事かを唱えると、相手はそのまま身動きできなくなってしまったという。修行を積んだ講の指導者が、狐落としだけでなく現実の危難にも法力で応じたことを示す話で、憑き物落としの技が戦後の混乱した情景の中に置き直されている点が印象深い。
- 広まり方
- 『あしなか』1982年に載った大谷忠雄「狐憑きと先達」に、聞き書きとして記録されている。
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ