ふちのぬし
淵の主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 石や金属を投げ入れると蛇神が洪水を起こすという淵で、医者が釣りをしていると蜘蛛の糸が切り株を引きずり込み危うく難を逃れた。
- 細部
- この淵には蛇神が主として棲んでおり、石や金属類を投げ入れると洪水を引き起こすと言い伝えられ、恐れられていた。ある日、この淵で一人の医者が魚釣りをしていたところ、しきりに蜘蛛が糸をかけてくる。うるさく思った医者はその都度糸を外し、近くにあった切り株のほうへ移しておいた。すると次の瞬間、その切り株が突然淵の中へと引きずり込まれてしまった。もし糸を外さず自分の体につけたままにしていたら、医者自身が淵に引きずり込まれていたに違いなく、医者は九死に一生を得たのだという。
- 広まり方
- 1932年の『設楽』誌に掲載された片桐勇太郎「でんだな淵」に記録がある。
- 地域
- 愛知県東栄町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ