ふちのぬし
淵の主
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 彌次右衛門長者の家に仕えるナベが誤って紡錘を鍋に落とし不吉とされたため弁天淵へ捨てたところ、その夜に鉄砲水が出て屋敷が押し流されたという話。
- 細部
- 昔、彌次右衛門長者という家に、オトとナベという名の兄妹が奉公人として仕えていた。あるとき、ナベが誤って紡錘を鍋の中に落としてしまったが、紡錘を鍋に当てることは不吉なことだとされていた。困ったナベが年老いた女性に相談したところ、弁天淵に捨ててしまうようにと助言されたので、そのとおりに紡錘を淵へ捨てたのだという。ところがその夜、突然の鉄砲水が押し寄せ、長者の屋敷はすっかり押し流されてしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1928年の雑誌『民族』に掲載された早川孝太郎「河童俗伝」に記録されている。
- 地域
- 愛知県設楽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ