えせこ
エセコ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 裏井戸で身支度をして過ごしていたエセコは、いつしか蛇の体となり、暴風雨の夜に沼を生じさせてその主になったという。
- 細部
- 能代市に伝わるエセコは、ある家の裏手にある井戸を使って、顔をすすいだり衣類の洗濯をしたりしながら過ごしていた存在である。そうしているうちに、いつの間にかその姿は蛇の体へと変わっていった。やがて激しい暴風雨が襲った夜、エセコはどこかへ身を隠してしまう。すると一夜のうちにその場所には大きな沼ができあがっており、エセコはその沼の主となったのだという。この沼はのちにエセコ沼と呼ばれるようになった。人に近い姿で日常の営みをしていた存在が、天候の激変を境に水の主という異形の存在へと変わっていく点が印象的である。
- 広まり方
- 『近畿民俗』1961年掲載の沢田四郎作「秋田県山本郡鶴形村谷地年中行事」に記録が残る。
- 地域
- 秋田県能代市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ