えんぞうのうらみ
円蔵のうらみ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 年貢騒動で火刑になった円蔵という人物の恨みが村の火事を招き、供養によって収まったという伝承。
- 細部
- 重い年貢に耐えかねた村人たちが役人の詰所を焼いたものの、当の役人は別の場所にいて難を逃れた。首謀者とされた円蔵は、大きな石塔を建てて供養してもらう約束と引き換えに自ら名乗り出て、火刑に処せられたという。ところが約束の高さに合う石が見つからず石塔を建てられないままでいると、村では火事が相次いだ。人々は円蔵の恨みによるものと考えて代わりに地蔵を建てたが治まらず、円蔵が夢に現れて示した場所を掘ったところ目当ての石が見つかり、ようやく事態は収まったという。以後、地区では毎年僧を招いて供養を続けている。
- 広まり方
- 1995年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による山形県西置賜郡白鷹町の調査報告書に記録がある。
- 地域
- 山形県白鷹町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ