えんまさん
閻魔さん
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- お盆に亡くなった人にはコンドシを被せて葬り、他の仏と帰るのになぜ来たかと閻魔に殴られるのを防ぐ。
- 細部
- 武川村では、お盆の期間中に亡くなった人を葬る際、コンドシと呼ばれる味噌を溶くための小さな笊を頭に被せる習わしがあった。これは、あの世で閻魔さんから、他の仏たちはこの時期に帰ってくるのにお前はどうしてこちらへ来たのかと咎められ、殴られてしまうのを避けるためなのだという。一方で、盆の最終日にあたる十六日に亡くなった場合は話が別で、この日はちょうど他の仏たちと一緒にあの世へ帰れる日にあたるため、かえって閻魔さんにかわいがられるとも語られている。同じお盆の期間内でも、亡くなる日によって死後の扱いが正反対になるという発想が興味深い。
- 広まり方
- 1996年刊行の『柳沢の民俗―山梨県北巨摩郡武川村柳沢―』(東京女子大学史学科民俗調査団)口承文芸の章に記録されている。
- 地域
- 山梨県北杜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ