くれのうみからあがらないえんこう
呉の海から上がらないエンコウ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 呉ではエンコウという海の妖怪が語られ、姿は河童に似るが川へは決して上がらないとされる。
- 細部
- 呉の沿岸部で語られるエンコウは、見た目こそ河童とよく似ているとされる存在である。ただし棲息の場は海に限られており、川へ上がってくることは無いというのがこの土地での理解であった。瀬戸内海沿岸では水辺の妖怪が川と海の両方を行き来する話も少なくないが、ここでのエンコウは海の生き物として明確に区別されている。相撲や悪戯といった河童特有の振る舞いまでは語られておらず、姿形と生息域の違いという簡潔な情報にとどまっているのも、この記録の特徴といえる。
- 広まり方
- 1928年の雑誌『民族』所収、菅多計「河童俗伝」に記録されている。
- 地域
- 広島県呉市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ