おにきたちょうのえんこうがのこすわびしょうもん
鬼北町の猿猴が残す詫び証文
国内
未確認生物
- どんな話か
- 梶の切り株に化けて馬を狙った猿猴が、和尚に見破られて詫び証文を書いたという話。
- 細部
- 寺の和尚が淵のそばにある梶の切り株へ馬をつないでおいたところ、その馬が切り株ごと引きずって戻ってきた。不審に思った和尚が株を切り落とそうと刃を構えると、株はたちまち猿猴の姿に戻る。淵の主が化けて馬を水に引き込もうとしていたのだった。追い詰められた猿猴は命ばかりは助けてほしいと願い出て、二度と悪さをしない旨の証文を書き残して淵へ帰っていったと伝えられる。水辺の妖怪が人に詫び証文を差し出す型の話が、この地でも語られていたことが分かる。
- 広まり方
- 1997年の『昔話伝説研究』所収、常光徹「土佐・四万十川流域の伝説(2)」に採録されている。
- 地域
- 愛媛県鬼北町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ