せいよのえんこうまひきずり
西予のエンコ馬引きずり
国内
未確認生物
- どんな話か
- 馬を水中へ引き込もうとして逆に引きずり出された水の怪で、冬は山へ入りセコになるという。
- 細部
- 野村町では、庄屋の馬を淵へ引き込もうとしたエンコが、馬の跳ねる勢いに負けて逆さに引きずられ、そのまま庄屋の屋敷まで連れて来られてしまったと語られる。水の主でありながら家畜に手玉に取られる、間の抜けた一面を持つ存在として描かれている。また伊予一帯では、エンコは寒くなると水を離れて山へ移り、セコと呼ばれる山の怪に姿を変えると信じられていた。季節によって水と山を往復するという捉え方は、この地方の水の怪に共通して見られる。
- 広まり方
- 1964年の『あゆみ』の村人の信仰と伝説の報告と、1985年の『伊予の民俗』所収、佐々木正興「伊予の妖怪変化」による。
- 地域
- 愛媛県西予市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ