えんじゅのき
槐の木
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 雷嫌いの嵯峨天皇の命で空海が植えた槐の木が雷を引き受け、白蛇が宿るため刃物を禁じられたという伝承。
- 細部
- 雷鳴を恐れた嵯峨天皇が空海に落雷を防ぐよう命じたところ、空海は一本の槐(えんじゅ)を植えた。以後、都に落ちるはずの雷はことごとくこの木に吸い寄せられるようになったという。木には白蛇が住み着いており、刃物を入れることは固く禁じられていた。ある巡査がためしに剣を当てたところ、刃がひとりでに曲がり、当人はけがを負って床に伏せることになったと伝わる。
- 広まり方
- 1936年の『郷土研究上方』に載る井上頼壽「洛南随筆」(二)に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ