さどのはるにでてあきにかえるえびす
佐渡の春に出て秋に帰る恵比寿
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 恵比寿様は正月二十日の春恵比須に働きに出て秋に戻るとされ、商家は朝、農家は夕方に祝い、十月二十日には松様をおろして迎える。
- 細部
- 恵比寿様の祝い方には、家の生業によって違いがあるとされる。商家では朝のうちに恵比寿様を祝うのに対し、農家では夕方になってから祝うという使い分けがなされてきた。恵比寿様自身は正月二十日の春恵比須の日に働きに出かけていき、しばらく留守にしたのち秋になって戻ってくると考えられている。留守の間、恵比寿様は海のほうへ出ているとも語られ、海の恵みを運ぶ神としての性格がうかがえる。十月二十日の恵比須講の日には、恵比寿様のお松様と呼ばれるものを棚からおろしてまつり、無事に帰ってきたことを祝う行事が行われる。商売繁盛と豊漁とを結びつける存在として、季節ごとに丁寧に迎え送りされている。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編23 民俗2』(1984年)所収、大竹信雄「小正月:恵比須講」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ