どうれいしゃのし
同齢者の死
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 同い年の者が川で亡くなると、餅などを川に投げて振り返らずに走り帰る風習があったという。
- 細部
- 大正時代、神通川で働いていた者が事故で命を落とした際、同い年の仲間たちは餅や小豆粥をこしらえて川辺まで運び、それを流れに投げ入れると一目散にその場から走り去ったという。途中で後ろを振り返れば死が自分に乗り移ると信じられていたためである。また餅を耳に押し当てるしぐさをする者もあった。死者と同い年のまま留まることを避けるため、餅を口にして自分の歳を一つ加えることで、死から距離を置こうとしたのだという。
- 広まり方
- 1973年の『富山県史 民俗編』所収、伊藤曙覧の執筆による第七章「葬制」に記録がある。
- 地域
- 富山県富山市
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ