とべちょうのとうげではなすおおどんこ
砥部町の峠で話す大ドンコ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 捕らえて運ぶ途中、峠道で人の声と受け答えを始めたという池の大きな魚。
- 細部
- 田ノ浦のある池には並外れて大きなドンコが棲んでいた。ある日、水面に背を出して休んでいるところを男が捕まえ、峠の道を担いで帰る途中のことである。あたりに人の姿はないのに、どこからか声がして、ドンコさん、どこへ行くのかと問いかけてきた。すると背中に負っていたドンコ自身が、余戸割木へ背炙りに行くのだと答えた。男は仰天してドンコを投げ出し、そのまま家まで逃げ帰ったという。捕らえた獲物が口をきく型の怪異譚である。
- 広まり方
- 1984年刊の『愛媛県史』第十章第一節、秋田忠俊による愛媛の伝説の記述に基づく。
- 地域
- 愛媛県砥部町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ