どくりゅう
毒龍
国内
未確認生物
- どんな話か
- 牲渕に棲み少女を害していた毒龍が得寿寺の芝源和尚に教化され、人を害さぬ代わりに6月28日の供養を受けるようになった。
- 細部
- 富士市にある牲渕にはかつて毒龍が棲みついており、近くの少女に害を加えていたという。これを知った得寿寺の芝源和尚がこの龍を教え諭したところ、毒龍はひとりの女の姿となって和尚のもとを訪れ、自らの鱗を形見として残して去っていった。その際、龍は人を害するのをやめる代わりに、毎年欠かさず自分を祀ってほしいと和尚に頼んだといい、この約束にもとづいて6月28日に供養が営まれるようになったと伝わる。害をなす龍が僧の教化によって守り神めいた存在へと転じる、雨乞い伝説の一類型といえる話である。
- 広まり方
- 1970年の『近畿民俗』誌に掲載された高谷重夫「竜女成仏譚―雨乞習俗と伝説―」に記録がある。
- 地域
- 静岡県富士市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ