どこのものともしれぬおとこ
どこのものとも知れぬ男
国内
未確認生物
- どんな話か
- 田屋の主人が講で見知らぬ男に案内された屋敷で人魚の肉をふるまわれ、それを食べた娘が八尾比丘尼になったという。
- 細部
- 八尾比丘尼は田屋家の生まれとされ、今もゆかりの品が伝わっている。ムラの講の仲間にどこの者とも知れない男が一人まじっており、講宿を務める晩になると皆に目隠しをさせ、背負って立派な屋敷へ案内した。田屋の主人が途中で厠に立ち、ふと台所をのぞくと俎板の上で赤子を調理している場面を見てしまう。帰り際、その家の主人から土産として肉を渡され、他の者は気味悪がって捨てたが、主人だけはこっそり袂に入れて持ち帰った。それと知らずに娘がその肉を口にしたところ、実は人魚の肉であり、招かれていた先は竜宮城だったのだという。
- 広まり方
- 1984年の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、浜口嘉寿夫の記述に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ