てんごさま
テンゴサマ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 一本松や一本杉、神社の森の巨木に棲むといい、子供をさらい、剣術の稽古にも祟るとされた山の怪。
- 細部
- 砺波市鷹栖などで語られるテンゴサマは、集落の一本松や一本杉、あるいは神社の森にそびえる巨木をすみかとすることが多いとされ、地元では広くその存在が信じられていた。大男の姿をしていて、隠れ蓑を使って人目を避けながら、日が暮れても遊びをやめない子供をさらってしまうという。神隠しが起きる背景にはこのテンゴサマの仕業があるとも語られ、さらわれた子供は足を引き裂かれたり、馬糞に小豆をまぶしたものを口にさせられたりしたと伝わる。別名としてアラガンサマ、すなわち荒神様や、単に魔の人と呼ばれることもあり、剣術の稽古の場に行き合わせてしまうと、機嫌を損ねて怪我をさせられるとも恐れられていた。
- 広まり方
- 1977年の『とやま民俗』所収、林宏「礪波地方怪怪譚(一)」に記録がある。
- 地域
- 富山県砺波市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ