だつえばのわた
奪衣婆の綿
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 奪衣婆像から綿を盗んで暖を取った乞食が、夢の中で見透かされ、翌日綿を返しに行ったという話。
- 細部
- 寒い夜、ある乞食が仏堂の奪衣婆像から綿を持ち出し、それを使って別の場所で眠った。すると夢の中に奪衣婆が姿を現し、盗んだ綿の布団なら暖かいだろうと告げた。自分の盗みを見透かされた乞食は驚き、罪を悔いて、翌日には綿を仏堂へ戻しに行った。像に宿る存在が夢を通じて盗みを指摘する話である。新宿・正受院に関する長沢利明の記録が『西郊民俗』(1988年)に掲載されている。
- 広まり方
- 『西郊民俗』(1988年刊)掲載「針供養と奪衣婆」(長沢利明)による。
- 地域
- 東京都新宿区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ