だたいばあのしがい
堕胎婆の死骸
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 堕胎を請け負っていた老婆の墓を掘り返すと、死骸は当時のまま髪を逆立てていたという。
- 細部
- 堕胎を請け負う商売をしていた老婆が死に、埋葬された。何年も経ったのちにこの墓を掘り返してみると、老婆の死骸は葬られた当時の姿そのままで残っており、髪は逆立ち、爪は長く伸びていたという。これは、これまで手にかけてきた嬰児殺しの罰が身体そのものに現れたものだと語られている。土に還ることさえ許されないほどの罪深さを、朽ちない死骸という形で示そうとした話だと考えられる。
- 広まり方
- 1939年の『旅と伝説』所収、森口多里「陸中水沢町聞書」に記録がある。
- 地域
- 岩手県奥州市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ