だりぼとけつき
ダリ仏憑き
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 山道で空腹から急に激しい倦怠感と息苦しさに襲われる現象をダリ仏やダリに憑かれたといい、食べ物や木の葉を投げると治るという。
- 細部
- 山道を歩いているとき、急に空腹を覚え、それとともに甚だしい倦怠感に見舞われて、呼吸まで苦しくなることがあるという。この地方の人々は、こうした状態に陥ることをダリ仏に憑かれた、あるいは単にダリに憑かれたと呼んでいる。この不調から回復する方法も伝えられており、何か食べ物を口にするか、あるいは手近な木の葉や果実を体に向けて投げつけると、たちまち楽になるのだという。空腹という生理的な感覚が、憑き物という超自然的な説明と結びつけられ、対処法までもが具体的に語られている点が興味深い。
- 広まり方
- 1934年の『設楽』誌に掲載された早川勝郎「ダリ佛」に記録がある。
- 地域
- 愛知県東栄町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ