だりぼとけ
ダリ仏
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 峠で空腹に倒れた男がダリ仏の祠の蜜柑を食べて回復した話と、十三曲りの坂道で「だるい」「空腹だ」と口にするとダリ仏に取り憑かれるため急いで通り過ぎねばならないという戒め。
- 細部
- 数年前のこと、ある男が峠を越えている途中で急に空腹を覚えて倒れてしまったことがあった。そのとき、たまたま近くにあったダリ仏の祠に供えられていた蜜柑を口にしたところ、みるみる元気を取り戻したのだという。また、十三曲りと呼ばれる曲がりくねった坂道があり、この道を歩いているときに「だるい」とか「腹が減った」などと口にしてしまうと、ダリ仏に取り憑かれてしまうといわれている。そのため、この坂道はできるだけ急いで通り過ぎなければならないとされている。
- 広まり方
- 1927年の『民族』誌の早川孝太郎「ひだる神のこと」、および1974年の『文化人類学研究会会報』掲載の南山大学文化人類学研究会による調査報告に記録されている。
- 地域
- 愛知県設楽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ