だいせんのほうきぼう
大山の伯耆坊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山岳信仰の霊峰・伯耆大山に古くから住むと伝わる大天狗「伯耆坊」。愛宕山の太郎坊や鞍馬山の僧正坊などと並ぶ「八天狗」の一人に数えられる著名な天狗だが、伝承では南北朝時代に大山寺の内紛に呆れて相模国(現・神奈川県)の大山へ去ったとされ、以後は後継の天狗が伯耆大山を治めると語られている。
- 細部
- 天狗の系譜を記す『天狗経』などでは、伯耆坊は日本を代表する八天狗の一人に数えられる。伝承によれば、南北朝時代に伯耆大山の大山寺で僧侶たちが宮方と武家方に分かれて争い、寺を炎上させるまでに至ったことに愛想を尽かした伯耆坊は、相模国(現・神奈川県)の大山へ移り住んだという。以来、相模大山では「相模大山伯耆坊」として天狗信仰が続き、著名な天狗の一体として各地の記録に名を連ねる一方、元の伯耆大山には後継として「伯耆大仙清光坊」という天狗が住み、山を治めていると伝えられている。
- 広まり方
- 山岳信仰・天狗信仰の中で古くから語られ、日本各地の著名な天狗の一覧や大山寺の伝承として今も紹介されている。天狗が鳥取から神奈川へ移り住んだとする移動譚は、天狗研究家の著作などを通じて広く知られている。
- 地域
- 鳥取県大山町(大山)
- 年代
- 不明(相模国への遷座伝承は南北朝時代)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ