だいこんのとしとり
大根の年取
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 旧暦十月十一日は大根の年取と呼ばれ、畑ではぜる大根の音を耳にすると命を落とすとして、この日は畑に立ち入らぬよう戒められた。
- 細部
- 新潟県佐渡では十月十一日を大根の年取と称し、この日ばかりは大根畑に足を踏み入れてはならないとされてきた。理由は、この夜に大根が土の中で急にはぜて音を立てることがあり、その音を聞いてしまった者は命を落とすといわれていたからである。大根がひとりでにはぜるという不気味な現象そのものが死の予兆として恐れられ、収穫期の忙しい時期であっても、この一日だけは畑仕事を休んで家にこもる風があったと伝えられている。同種の年取り行事は他の作物や日付にも見られ、一年の節目ごとに山野の力が強まる日として畑仕事を控える習わしの一つに数えられる。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1934年掲載、柳田國男「年中行事調査標目(九)」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ