だいこくてん
大黒天
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 貧しかった左近丞の家に大黒天や寿老人ら福の神が現れ、小槌の一振りや舞や相撲でもてなしを受けるうちに家は富み栄えたという。
- 細部
- お伽草子の一節に登場する話で、貧しい左近丞の家に大黒天・寿老人・福禄寿という福の神たちが次々に訪れる場面が描かれる。すでに家にいたえびす三郎は、客をもてなそうと大きな鉢を使って鯛を釣り上げてみせる。続いて大黒天が例の小槌を地面に打ちつけると、たちまち財宝や珍しい品々があふれ出したという。さらに布袋和尚も加わり、大黒は舞を披露しながら布袋と相撲を取り、福禄寿は杖を手に団扇をあおぎながら「君が代」を歌って舞う。こうして福の神たちに代わる代わる訪れられるうち、左近丞一家はやがて富み栄える身分になったと語られる。
- 広まり方
- 伝承文学研究2001年掲載、真下美弥子「『梅津長者物語』と『牛頭天王縁起』-お伽草子庶民物の塑像-」に紹介されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ