だいじゃがおこしたおおみず
大蛇がおこした大水
国内
未確認生物
- どんな話か
- 本沢で若い猟師が大蛇を撃ったところ、淵から霧と黒雲が湧いて三日間の豪雨になったという話。
- 細部
- 本沢へ入った二人の猟師のうち、年若いほうが岸辺の茂みにひそむ大蛇を見て怯え、年長者に止められたにもかかわらず銃口を向けた。撃たれた蛇は絶命せず淵へ身を躍らせ、いくら覗いても姿は見えなかった。まもなく水面から白い霧が立ち、空は黒雲に閉ざされ、そこから三日にわたって激しい雨が降り続いて周囲の集落に被害を出した。晴れたのは五日目である。蛇が流れ下るのを見たという者がおり、赤沼の池の主が池ごと押し流されたのだろうと村では語り合われた。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第一二編口頭伝承第三章世間話(細川修・松本清人)に収められている。
- 地域
- 長野県長和町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ