だいじゃ
大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 厳原町の蛇渕や吉田浦の蛇瀬に住むという大蛇にまつわる二つの言い伝えをまとめた一件。
- 細部
- 厳原町には蛇渕という淵があり、その底の穴は外海に続いていると語られている。もう一つ、吉田浦の蛇瀬という場所にも大蛇が棲みついており、磯へ近づく者に危害を加えていたという。室町期の応永年間、宗総左衛門澄茂という武士がこの大蛇を弓矢で仕留め、村人たちは澄茂を軍殿の名で祀るようになったと伝わる。大蛇の出現は3月3日のことで、さらわれたのは村で一番の旧家の娘、討伐の際には藁人形を囮にして隙をつくったとも語り継がれている。
- 広まり方
- 厳原町の蛇渕の話は1979年の『日本民俗学』所収、永留久恵「対馬における蛇神の伝説」に、吉田浦の話は1986年の『えとのす』所収、同じ永留久恵の「対馬の海神伝説」に記録がある。
- 地域
- 長崎県対馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ