だいじゃ
大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 建保年間、嫉妬に狂った妻が大蛇と化し、毎年9月8日に犠牲を求めたが親鸞が退治したという伝説。
- 細部
- 建保年間のこと、ある男の妻が夫の妾を食い殺そうとしたが、夫がこれを遮ったために逆上し、夫の喉笛に噛みつき、続けて妾をも噛み殺してしまった。その瞬間、女の全身は鱗が逆立ち、口は耳まで裂けて、恐ろしい大蛇の姿へと変じたという。この世のすべての女を呪う存在となった女は、やがて水に身を投げて入水する。沈んだ女の一念はそのまま大蛇となって人々を苦しめ続けたため、毎年九月八日の夜には犠牲を捧げる習わしが生まれた。この大蛇は、のちに親鸞によって退治されたと伝えられている。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』所収、新里宝三「蛇の話(栃木県)」に記録がある。
- 地域
- 栃木県下野市
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ