だいじゃ
大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 雲仙の大蛇にまつわる祟りと、普賢岳の洞窟に棲む大蛇と長者の息子との異類婚姻を伝える二つの伝説。
- 細部
島原に伝わる大蛇の話は二つ知られている。一つは、領主が雲仙嶽で狩りをした際に二匹のうち一匹を射止めたところ、島原一帯の畑が荒らされて収穫がほとんどなくなったという話である。村人が大蛇を捕らえそこねていた頃、多比良の名医が傷ついた女を治療したが、この女こそ連れ合いを殺され復讐のため畑を荒らしていた当の大蛇だった。女は地震と津波が近く起こると医者に告げて姿を消し、まもなく山が噴火して言葉どおりになったため、この災いは大蛇の祟りだと語られている。
もう一つは、長者の息子が夜の森で美しい歌声に心を奪われ、正体を糸で辿ると普賢岳の洞窟に棲む大蛇だと知れて仲が終わり、数か月後にその子とおぼしき男児が長者の家に捨てられていたという話である。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、榊木敏「伝説の島原(ニ)―蛇の伝説その他―」に両話とも記録されている。
- 地域
- 長崎県島原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ