せいよのだいじゃびじょとじゃおうごんげん
西予の大蛇美女と蛇王権現
国内
未確認生物
- どんな話か
- 妻を授かるよう弁天に祈った男のもとへ夜ごと美女が現れ、正体は大蛇で権現として祀られた話。
- 細部
- 杉乃瀬に金衛門という男が住んでいた。龍天寺に参ったとき境内の弁天の祠に手を合わせ、どうか妻を得られるようにと一心に祈っていると、目の前に見知らぬ美女が立った。妻に来てほしいと思いを打ち明けたが、女はふっと姿を消してしまう。ところが夜が更けると一匹の大蛇が現れ、たちまち昼間の美女へ姿を変え、妻になりに来たと告げた。正体を知った金衛門がこれを断ると、女は、それならば自分を蛇王大権現として祀れと言い残したという。願いが思わぬ形でかない、断りが祭祀の起こりに転じる縁起譚である。
- 広まり方
- 1978年の『伊予の民俗』所収、土居郷土誌発刊委員会による城川町土居の民俗に記録されている。
- 地域
- 愛媛県西予市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ