なつなしぬまのだいじゃ
夏無し沼の大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 田畑を荒らす夏無し沼の大蛇を、若者の指導で沼を干して追い払ったという二本松東和町の伝説。
- 細部
- 二本松市東和町の口太山にある夏無し沼にまつわる伝説。この沼の主である大蛇はたびたび暴風雨や山崩れを引き起こし、周辺の田畑を何度も台無しにしていた。困った村では恵知之丞という若者の指導のもと、沼の堤を切り崩して水を抜くことになった。大蛇は風雨を起こして激しく抵抗したが、やがて土手は崩れ、沼はしだいに狭くなっていった。その日の夕刻、恵知之丞の家に蛇の目傘をさした美女が訪れ、長々お世話になりましたと挨拶をして姿を消したという。その夜、大蛇は黒雲に乗って夏無し沼を離れ、吾妻山の女沼へと移り住んだと伝えられている。
- 広まり方
- 1984年の『むさしの』所収、亜細亜大学・日本経済短期大学郷土研究会の口承文芸の記録による。
- 地域
- 福島県二本松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ