だいじゃ
大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 娘のもとへ夜ごと通う男の正体を麻糸で辿ると御嶽の洞窟に潜む大蛇で、生まれた娘たちが村の始まりになったと伝わる。
- 細部
- 平良のある家で年頃の娘が身ごもったため両親が問い詰めると、夜ごと若い男が訪れているのだという。男の衿に麻糸を通した針を刺しておき、翌朝糸をたどらせると、漲水御嶽の洞窟の奥へと続いていた。そこにいたのは片目を針で突かれた大蛇で、その晩娘の夢枕に男の姿で現れ、自分は恋角という神であると告げた。三人の娘を授かるので三歳になったら御嶽へ連れてくるよう言い残し、実際にその通りにすると、大蛇は娘たちを抱いたまま御嶽の中へ身を投じ、光を放ちながら天へ昇っていったという。狩俣の別の伝えでは、他所から来た女神が大城山に住み着き、見知らぬ男と結ばれて生まれた子の父を尋ねると大蛇であったといい、その子孫が狩俣村の始まりとされている。
- 広まり方
- 2001年の『南島研究』所収、原田禹雄「三位一体の神(下)」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県宮古島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ