まつざきのむすめたちのおろちたいじ
松崎の娘たちの大蛇退治
国内
未確認生物
- どんな話か
- 名刀をすり替えられた旅の商人が大蛇に呑まれ、娘たちが弓矢で仇討ちを果たしたという蛇骨山大蛇院の由来譚。
- 細部
松崎町には大蛇にまつわる話が数多く伝わっている。甲斐国から松崎の旧家を訪れた絹屋や針屋、薬売りなどと呼ばれる旅の商人が、池や淵に棲む大蛇除けの名刀を携えて主を退治しに向かうが、宿先で何者かに刀をすり替えられてしまい、そのまま大蛇に呑み込まれてしまう。残された娘たちは父の仇を討とうと弓の腕を磨き、姉越山と妹窪と呼ばれる場所で待ち構えて矢を放ち、ついに大蛇を射止める。
大蛇はジャバサミと呼ばれる岩の裂け目に逃げ込み、七日七夜うなり続けたのちに息絶えたという。里人はその祟りを恐れて骨を手厚く埋葬し、蛇骨山大蛇院として祀った。なお蛇は人と顔を合わせずに千年を過ごし、七つの池を持つに至って初めて大蛇になれるとも語られている。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』誌、村松春水「奥伊豆伝説」ほか複数の民俗調査記録に伝えられている。
- 地域
- 静岡県松崎町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ