だいじゃ
大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 馬橋長者の米蔵は米俵を出しても翌朝には満杯に戻ったが、女中が土蔵の窓から大蛇を見た直後に雷鳴が轟き、やがて長者の家は滅んだという。
- 細部
- 松江市を流れる馬橋川の河口近く、馬橋畑と呼ばれる土地に馬橋長者という裕福な家があった。この家の米蔵には不思議な力があり、俵をどれほど運び出しても翌朝には元どおり満ちていたという。ところがある日、普段より先に目覚めた女中が土蔵をのぞいたところ、窓から頭を差し入れた大蛇の姿が目に入った。胴体は対岸まで川を渡るほど長く伸び、尾の先は近くの社にまで届いていたといい、その瞬間に激しい雷鳴がとどろいて女中はその場に倒れ気を失ったと伝わる。以来、長者の家運は傾いて没落したとされ、蛇を祀っていたとみられる社の祭神もまた蛇体であると言い伝えられている。
- 広まり方
- 1959年にまとめられた『伝承』誌に、木村重延が「馬橋長者の話」として書き残した。
- 地域
- 島根県松江市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ