じゃいしのだいじゃ
蛇石の大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 長者の娘と契った大蛇が、貴公子の姿で現れて娘を連れ去り、跡地の玉石から泣声がするという。
- 細部
- 裕福な家の一人娘が蛇と情を通じ、それを知った親は仲を裂こうとした。やがて娘の前に美しい若者が姿を見せ、その涙をぬぐおうと手を伸ばしたところ、娘は相手を刺してしまう。若者はたちまち本性の大蛇へ戻り、娘を口にくわえたまま天へ駆け上がった。折しも激しい嵐が吹き荒れ、集落の家々は跡形もなく飛ばされたと語られる。跡地には玉石と呼ばれる石が残り、そこからは今も女の泣く声が漏れてくるという。異類婚の破綻が土地の荒廃と石の由来に結びつけられた形になっている。
- 広まり方
- 1931年の『民俗学』に載る小泉清見の長野県伝説集に採録されている。
- 地域
- 長野県小諸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ