かわさきのへびむことももざけ
川崎の蛇婿と桃酒
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夫の留守中に嫁のもとへ通う男の正体は蛇で、その立ち聞きが三月三日に桃の酒を飲む習わしの由来になったという。
- 細部
- 夫が留守にしている間、ある嫁のもとへ夜ごと忍んでくる間男があった。不審に思った嫁が、間男の着物にそっと糸を縫い付けておき、翌朝その糸をたどっていくと、山の岩窟へと続いていた。中をのぞくと、そこでは大蛇と小蛇が言葉を交わしており、小蛇のほうが、あの娘は自分の子を身ごもるだろうから、いずれ命を落とすに違いないと語る。すると大蛇は、人間は賢いので桃酒を飲んで難を逃れるはずだから、それは無理な話だとたしなめたという。この立ち聞きされた会話にちなんで、3月3日には桃の酒を飲む習わしが生まれたと伝えられている。
- 広まり方
- 1931年の『民俗学』西角井正慶「柴田郡川崎村石丸にて」に記録がある。
- 地域
- 宮城県川崎町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ