だいじゃ
大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川本町の丸山城は霧を吐いて姿を隠す2匹の大蛇に守られていたが、若侍が小さな姿の蛇を射て正体を現させたことで攻め落とされたと伝わる。
- 細部
- 川本町(邑智郡)の丸山にあったという城をめぐる伝説。昔、毛利氏の軍勢がこの城を攻めたとき、城内には二匹の大蛇が棲みついており、互いに代わる代わる濃い霧を吐き出しては城全体を包み隠していたため、攻め手はなかなか手出しができずにいた。ところが小春日和のある日、長い籠城戦にしびれを切らした若い侍の一人が、屋根の上にいた小さな蛇を見つけて矢で射抜いた。射られた蛇は屋根から転げ落ち、地面に達したときにはすでに一丈あまりもある巨大な大蛇の姿に変わっていたという。この一件以来、霧を吐く蛇の姿は見られなくなり、城を覆っていた霧も晴れて、ついに城は攻め落とされてしまった。
- 広まり方
- 1932年の『旅と伝説』に掲載された、千代延尚壽「石見に残つた城跡伝説」に記録されている。
- 地域
- 島根県川本町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ