じょうえつしのびじょにばけただいじゃ
上越市の美女に化けた大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 青柳の池の美女が正体は大蛇だったという伝説と、尾神の家に祀られる焼き殺した大蛇の骨をめぐる禁忌が伝わる。
- 細部
上越市板倉町には、大蛇にまつわる二つの伝説が残る。一つは、松崎四郎太夫の息子玉之助が18歳のとき、青柳の池で出会った美女のもとへ夜な夜な通うようになった話である。不審に思った父が跡をつけると女は池のほとりで姿を消し、化生の者と見て矢を射ると、正体は身重の大蛇であった。生まれた子は米山の寺で僧として育てられたが、16歳で自らの出生を知ると四郎太夫らを殺して盗賊になったという。
もう一つは、娘を求めて家を七巻き半も取り巻いた大蛇を焼き殺し、その骨を祠に祀る尾神の富裕な家の話で、この家の天井裏の梁の上には「見てはならない」とされる物が納められており、家が滅びるとき以外は決して開けてはならないと伝わっている。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1932年掲載の尾崎久弥「越後青柳の池の伝説」と、『民俗採訪』1957年の國學院大學民俗学研究会による新潟県中頸城郡吉川町源の調査記録に、それぞれ残る。
- 地域
- 新潟県上越市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ