ほくとのあまごいのおろち
北杜の雨乞いの大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 借りた膳椀を返さず斬りつけると女は大蛇になって逃げ、残された足の骨が清泰寺の雨乞いに使われる。
- 細部
- 長坂町の湾貸淵は、頼めば竜宮から膳椀を貸してくれるという淵だったが、あるとき借りた椀を返さずにいたところ、催促のために一人の女が姿を現した。この女に対して斬りつけると、女はたちまち大蛇の姿に変じ、切り落とされた足を残したまま逃げ去っていったという。残された足の骨は清泰寺に大切に保存されており、日照りが続いて雨乞いをする際には、この骨に水を注ぐことで雨を呼ぶとされている。器を貸してくれる淵の主が、正体を暴かれて大蛇として逃げるという筋立ては、この地域の椀貸し伝説に共通する型である。
- 広まり方
- 1970年の『近畿民俗』に高谷重夫が記した「竜女成仏譚-雨乞習俗と伝説-」に収められている。
- 地域
- 山梨県北杜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ