はやかわのおろちとりょうけんのまもり
早川の大蛇と猟犬の守り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 飯を食う嫁が大蛇だった話と、飼い犬が大蛇から猟師を守った話の二つの大蛇譚。
- 細部
早川町に伝わる大蛇の昔話が二つ残っている。ひとつは、飯を食わない嫁を欲しがったけちな家の話で、息子が山で泣く女に出会い、飯が嫌いだと聞いて嫁にする。ところが留守中に女は大釜いっぱいの飯を一気に食らい、押入れに入っては人くさいとつぶやいていた。ただ者ではないと悟った息子が山へ帰れと告げると、女は飯を籠いっぱい持たせてほしいと言って山へ向かうが、後をつけて振り返ると、女の着物を引っかけた大蛇の姿になっていたという。
もうひとつは、七面山で猟をしていた男の話で、急に日が陰り雨が降り出したため木のうろに隠れていると、連れていた犬が木の上に向かって激しく吠えた。犬の首をなたで切り落とすと、その首が飛んで大きな蛇に食いつき、空が晴れたという。犬の首と胴体は家の墓にともに葬られた。
- 広まり方
- 1963年の『甲斐路』深沢正志「奈良田の昔話」と1974年の『季刊民話』大田謙二「赤石山系の山村にて」に記録がある。
- 地域
- 山梨県早川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ