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白山市の千蛇ケ池と大蛇のイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

はくさんしのせんじゃがいけとだいじゃ

白山市の千蛇ケ池と大蛇

国内 未確認生物
どんな話か
千蛇ケ池に封じられた大蛇をめぐり、人身御供や蛇聟入り、菖蒲湯の由来が語られている。
細部

白山にある千蛇ケ池は、かつて数えきれないほどの大蛇が棲む湖で、里の者を苦しめていたという。これを憂えた白山権現が大蛇たちを説き伏せて池へ導き入れ、二度と姿を見せぬよう雪を降らせて封じ込めたと伝わる。別の言い伝えでは、山中の池の大蛇へ毎年娘を一人差し出す習わしがあり、三姉妹のうち上の二人は拒んだものの末娘が身代わりを買って出た。親は大蛇が口を開けた瞬間に投げ込むよう言い含め、針を千本持たせて送り出したところ、娘は約束を果たして生き延び、皮肉にもちょうど自分の三回忌の法要が営まれているさなかに村へ戻ってきたという。

さらに、屋敷娘に一目惚れした大蛇が美男子の姿に化けて夜ごと通い、娘はやがて身ごもって子を産んだという話も伝わる。蛇の子を宿した際は五月に菖蒲湯を焚いて浸かるとよいとされ、この言い伝えが転じて、望まぬ子を下ろす際や頭痛に悩む際にも菖蒲湯を用いる風習になったという。

広まり方
『郷土趣味』1920年掲載の後藤美心「蛇の伝説」のほか、『常民』1996年の中央大学民俗研究会による石川郡河内村調査報告書、『民俗採訪』1978年の国学院大学民俗学研究会による同村調査にも記録がある。
地域
石川県白山市
年代
不明
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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