どうしのだいじゃそうぐうとたたり
道志の大蛇遭遇と祟り
国内
未確認生物
- どんな話か
- オマドキ山の大蛇をアミダ様が退けた話から、遭遇した村人が長患いや変死に至った話まで、道志村に大蛇の話が伝わる。
- 細部
道志村には大蛇にまつわる話が数多く伝わっている。オマドキ山に棲む大蛇が部落に害をなそうとしていたとき、これを案じたアミダ様が念じたところ、大蛇はその威光に恐れをなして逃げ去り、逃げた先の土地では大洪水が起こって一面が海のようになってしまったという。明治十七年には、馬に乗って移動していた村民五人が大きないびきのような音を聞き、巨石の上を見ると鎌首をもたげた大蛇がこちらをにらみつけていたことがあり、逃げ帰った五人のうち四人は長患いに苦しみ、一人はもだえ苦しんだ末に死んでしまったと伝わる。
また、渓流へ網打ちに出かけた男が見慣れない丸木橋を渡ったところ、それが動き出して大蛇だったとわかり、草をすべる音を立てながら藪の中へ消えていったという話や、大増水の際に深淵へ魚をすくいに行った男が、両岸に渡された巨木を渡り切ってから振り返ると、それが大蛇であったのに気づき、その視線を受けた後に帰宅して寝込み、そのまま死んでしまったという話も残っている。
- 広まり方
- 1939年刊と1955年刊の『あしなか』掲載、羽賀正太郎「道志の伝説」および伊藤堅吉「道志炉辺談」に、4件とも記録がある。
- 地域
- 山梨県道志村
- 年代
- 明治
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ