やみぞさんのだいじゃたいじ
八溝山の大蛇退治
国内
未確認生物
- どんな話か
- 八溝山に棲む大蛇や化け物を、神からの授かり物や神矢を用いて武人が退治したという伝承が複数伝わる。
- 細部
- 八溝山の洞穴や岩穴に棲み、人を惑わせたり通行を妨げたりする大蛇を、神の導きや授かり物の矢で退治する筋が共通して伝わる。藤原富得の話では、天武天皇の時代、七日間の物忌みと祈願の末に面足の尊・惶根の尊から白羽の矢などを授かり、級長津彦の力も借りて大蛇を射倒した。別の記録では、山の神が指し示した大蛇に人々が矢を放ち、目に命中して沢で死なせた。さらに須藤貞信が朝廷の命で神矢を大蛇の口に放ち、死骸から流れた油で沢が腐れ沢と呼ばれた筋もある。退治役と経緯の異なる話が、『旅と伝説』1931年、『民俗採訪』1963年、『茨城の民俗』1979年に記録されている。
- 広まり方
- 1929年から1979年にかけて刊行物や民俗調査で採集され、久慈郡大子町の伝説として記録されている。
- 地域
- 茨城県大子町
- 年代
- 不明(伝承では天武天皇の時代とされる)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ