あなんのむすめにばけるだいじゃ
阿南の娘に化ける大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 美しい娘や男に化けて人里へ通ったという大蛇の話で、蛇聟入りの型を土地に引き付けて語る。
- 細部
- 牛の親子に似た二つの石と松の大木がある場所は、大蛇が娘の姿になって道すがら休んだ跡だといい、渇けば川から水を吸い上げて飲んだと伝わる。あたりは蛇はみと呼ばれた。もう一つの筋では、沼に棲む大蛇が男に化けて娘のもとへ通い、娘は身ごもるが相手の素性が知れない。親の入れ知恵で、娘は男のかぶり物へ糸を通した針を刺し、糸をたどると蛇が親蛇へ、鉄の毒で自分は死ぬが子は残した、ただし蓼を飲ませれば流れる、と語っていた。親はその通りにしたという。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』誌に載る佐々木福臣の富草の伝説と、1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の昔話、蛇聟入りの項に記録がある。
- 地域
- 長野県阿南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ